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トナカイの家 みっきー

Author:トナカイの家 みっきー
ドイツはミュンヘン在住。
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Auf der Walz. 〜遍歴の旅〜
2006-07-04(Tue) 06:08
zimmermann4

黒いビロードのジャケットに裾広がりのズボン、黒い帽子に杖。さて、質問です。この二人の職業は何でしょう!!

ちょっと難しいですよね。ドイツ人ならこの服装をみただけで、どの職業の人かわかるんですよ。
まぁ、じらさないでお教えします。それは、大工さん!!びっくりしましたか??
彼らは、通称Die Walz.(ディ ヴァルツ)と呼ばれる遍歴の旅(修行の旅とも言えます)の真っ最中。ヴァルツは、長い歴史を持つとても古く、ユニークなしきたりなのです。

zimmermann3

ヴァルツの歴史は、1200年代まで遡ります。家から離れ、見知らぬ町や国を仕事をしながら旅して周り、職人が本当の職人になるために十分な経験を積む修行・遍歴の旅。
マイスター制度が確立された中世以降は、ヴァルツを成し遂げなければマイスターになることができなかったようですが、100年ほど前から、義務でなく、自由意志で、旅に出るかどうかを決められるようになりました。一時期は、どの町にもヴァルツに出た若者達が見かけられたようですが、最近では少なくなったものの、それでも、昨年は600-800人くらいの若者達がヴァルツに出たようです。ヴァルツに出る若者達を迎え入れる場所は、世界中にあり、部屋と食事を提供し、その代わり働いてもらうのです。もちろん、働く職種は彼らの専門の仕事。また、国・EUからの援助金も得られるようです。

このヴァルツですが、このしきたりだけでもユニークだとは思うのですが、条件がまた更にユニークなんですよ。

資格:職人としての試験(ゲゼレ プリュッフォング)に合格したもの。
条件: 
1.独身、30歳以下、借金無し

2.ヴァルツの期間は最低2年と1日
3.ヴァルツの間は、自分が住む町から50km以内進入禁止
4.Kluft(別記参照)を必ず着用。いつもきちんとして、身だしなみに気をつける
5.基本的に徒歩のみでの旅

※Kluft:写真の二人が着ている服
・円形の帽子
 ・シュタウデと呼ばれる、襟が無い白いシャツ

・ズボンとベスト(それぞれ8個の真珠色のボタンが付いていること。一日8時間働くこ とを意味しています)
 ・ジャケット(6個の真珠色のボタンが付いていること。週に6日働くことを意味しています)
 ・ビロードやコーデュロイの生地
 ・木を扱う職人は、黒の服。石を扱う職人は白または茶色の服
 ・ピアス。場合によっては、釘と金槌で穴を開ける
zimmermann2

というわけです。ピアスの意味は??ととても気になっているのですが、ちょっと今のところ答えが見つからないのです。分かり次第、追記でお知らせしますね。

さて、この若者達は、去年の11月に主人が出張先のエチオピアで出会った二人。最初のヴァルツの地は、アフリカのナンビア共和国の首都ウィンドホーク。そこでしばらく働き、その後、ケニアを経てエチオピアに来たようです。エチオピアは通過地点で、この後、ソマリアへ行く予定だったようですが、ヴィザが下りず、この後はスーダンかエジプトへ行くと言っていたようです。主人は、エチオピアの地でこの格好の二人組みを見たときは、とてもびっくり+嬉しかったようですよ。
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中世の時代から確固とした職人育成システムが確立され、職人達が産業を支えてきた国ドイツ。このヴァルツを通して、更に、ドイツの職人育成の奥深さに感服させられました。他の土地、他の国の技術を知るためだけでなく、その国の人々と文化に深く関わり、また、人としての強さと逞しさをもった職人を育成すること。

写真の二人は、まだまだヴァルツの途中。今頃どこへいるのでしょう。数年後、二人が祖国ドイツへ戻って来た時は、是非会ってみたいと思います。職人としての幅、そして彼ら自身の幅を一層広げた二人は、きっとこの写真よりも人間味深い表情になっていることでしょう。旅の話も是非聞いてみたいものです。

世界を彷徨う大工職人。もしかしたら、日本でも、ヴァルツに出かけた大工職人を見かけるかもしれませんね。

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プロモーションとは、広告宣伝などの販売促進のことをいう http://manoeuvre.rcrane4law.com/
URL | #-
2008-11-16 12:30(Sun) [編集]

体内の水分量が不足し、体液のバランスがくずれることであらわれる症状 http://sinkan.thriftystmartin.com/
URL | #-
2008-12-07 04:46(Sun) [編集]

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