ちょっと小話
ドイツを中心としたヨーロッパの暮らし、文化や絵本についてなどご紹介していきます。
プロフィール
Author:トナカイの家 みっきー
ドイツはミュンヘン在住。
ドイツよりアンティークを中心としたおもちゃ・雑貨を紹介しています↓
トナカイの家
最近の記事
ハーブ療法〜Heilpflanzen〜 (01/19)
Stollen 〜ドイツのクリスマス菓子 シュトーレン〜 (11/19)
Muenchener Tafel 〜ミュンヘンの食卓〜 (09/27)
Summer Kuchen: Zwetschgendatschi 〜ドイツの夏のお菓子 プルーンケーキ〜 (07/19)
義眼とラオシャ 〜Die Glasaugen und Lauscha〜 (06/07)
うさぎの学校 (03/30)
カテゴリー
2007年 (7)
2006年 (10)
未分類 (0)
カレンダー
06
| 2009/07 |
08
日
月
火
水
木
金
土
-
-
-
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
-
天気予報
天気予報
-
天気予報コム
- -
FC2
-
ブロとも申請フォーム
この人とブロともになる
Ads by Google
--------(--) --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告
|
blog Top
Auf der Walz. 〜遍歴の旅〜
2006-07-04(Tue) 06:08
黒いビロードのジャケットに裾広がりのズボン、黒い帽子に杖。さて、質問です。この二人の職業は何でしょう!!
ちょっと難しいですよね。ドイツ人ならこの服装をみただけで、どの職業の人かわかるんですよ。
まぁ、じらさないでお教えします。それは、大工さん!!びっくりしましたか??
彼らは、通称Die Walz.(ディ ヴァルツ)と呼ばれる遍歴の旅(修行の旅とも言えます)の真っ最中。ヴァルツは、長い歴史を持つとても古く、ユニークなしきたりなのです。
ヴァルツの歴史は、1200年代まで遡ります。家から離れ、見知らぬ町や国を仕事をしながら旅して周り、職人が本当の職人になるために十分な経験を積む修行・遍歴の旅。
マイスター制度が確立された中世以降は、ヴァルツを成し遂げなければマイスターになることができなかったようですが、100年ほど前から、義務でなく、自由意志で、旅に出るかどうかを決められるようになりました。一時期は、どの町にもヴァルツに出た若者達が見かけられたようですが、最近では少なくなったものの、それでも、昨年は600-800人くらいの若者達がヴァルツに出たようです。ヴァルツに出る若者達を迎え入れる場所は、世界中にあり、部屋と食事を提供し、その代わり働いてもらうのです。もちろん、働く職種は彼らの専門の仕事。また、国・EUからの援助金も得られるようです。
このヴァルツですが、このしきたりだけでもユニークだとは思うのですが、条件がまた更にユニークなんですよ。
資格:職人としての試験(ゲゼレ プリュッフォング)に合格したもの。
条件:
1.独身、30歳以下、借金無し
2.ヴァルツの期間は最低2年と1日
3.ヴァルツの間は、自分が住む町から50km以内進入禁止
4.Kluft(別記参照)を必ず着用。いつもきちんとして、身だしなみに気をつける
5.基本的に徒歩のみでの旅
※Kluft:写真の二人が着ている服
・円形の帽子
・シュタウデと呼ばれる、襟が無い白いシャツ
・ズボンとベスト(それぞれ8個の真珠色のボタンが付いていること。一日8時間働くこ とを意味しています)
・ジャケット(6個の真珠色のボタンが付いていること。週に6日働くことを意味しています)
・ビロードやコーデュロイの生地
・木を扱う職人は、黒の服。石を扱う職人は白または茶色の服
・ピアス。場合によっては、釘と金槌で穴を開ける
というわけです。ピアスの意味は??ととても気になっているのですが、ちょっと今のところ答えが見つからないのです。分かり次第、追記でお知らせしますね。
さて、この若者達は、去年の11月に主人が出張先のエチオピアで出会った二人。最初のヴァルツの地は、アフリカのナンビア共和国の首都ウィンドホーク。そこでしばらく働き、その後、ケニアを経てエチオピアに来たようです。エチオピアは通過地点で、この後、ソマリアへ行く予定だったようですが、ヴィザが下りず、この後はスーダンかエジプトへ行くと言っていたようです。主人は、エチオピアの地でこの格好の二人組みを見たときは、とてもびっくり+嬉しかったようですよ。
中世の時代から確固とした職人育成システムが確立され、職人達が産業を支えてきた国ドイツ。このヴァルツを通して、更に、ドイツの職人育成の奥深さに感服させられました。他の土地、他の国の技術を知るためだけでなく、その国の人々と文化に深く関わり、また、人としての強さと逞しさをもった職人を育成すること。
写真の二人は、まだまだヴァルツの途中。今頃どこへいるのでしょう。数年後、二人が祖国ドイツへ戻って来た時は、是非会ってみたいと思います。職人としての幅、そして彼ら自身の幅を一層広げた二人は、きっとこの写真よりも人間味深い表情になっていることでしょう。旅の話も是非聞いてみたいものです。
世界を彷徨う大工職人。もしかしたら、日本でも、ヴァルツに出かけた大工職人を見かけるかもしれませんね。
2006年
|
TB(0)
|
CO(2)
|
blog Top
<<
小さなへーヴェルマン 〜ドイツの古典絵本〜
|
Top
|
Heirat im Deutschland 〜ドイツの結婚〜
>>
コメント
プロモーションとは、広告宣伝などの販売促進のことをいう
http://manoeuvre.rcrane4law.com/
URL
| #-
2008-11-16 12:30(Sun) [
編集
]
体内の水分量が不足し、体液のバランスがくずれることであらわれる症状
http://sinkan.thriftystmartin.com/
URL
| #-
2008-12-07 04:46(Sun) [
編集
]
コメントの投稿
NAME:
MAIL:
URL:
COMMENT:
PASS:
SECRET:
管理者にだけ表示を許可する
トラックバックURL
http://tonakainoie.blog68.fc2.com/tb.php/6-c28e8539
...
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
Top
copyright © 2004 Powered By FC2ブログ allrights reserved
FC2Ad
FC2ブログ